うつ病の相談先はどこ?精神疾患の悩みや不安の解決方法を徹底解説!
あなた自身やご家族が一日中ずっと落ち込んだり、今まで好きだったことに対して興味を示さなかったりといった状態が続いている場合、うつ病の可能性があります。
うつ病はできるだけ早く専門機関に相談し、治療を受けることが重要です。
一方で「どこに相談すればよいかわからない」と思っている方も多いでしょう。
この記事では、うつ病の相談窓口や心の悩み・不安を解消するための具体的な方法について、わかりやすく解説していきます。
うつ病とは
うつ病は、気分障害の一種であり、抑うつ気分や喪失感、無気力などの症状に苦しむ精神疾患です。
日本では、多くの人が何らかの形でうつ病の影響を受けており、患者さんの数は年々増加傾向にあります。
ある調査では「日本人の100人に約6人の方がうつ病を経験している」という結果も出ています。
うつ病は、単なる気分の落ち込みとは異なり、日常生活にさまざまな影響を及ぼすでしょう。
何か気になることがあれば、専門の窓口へご相談ください。
うつ病の特徴
うつ病の特徴は「精神症状」と「身体症状」です。
精神症状としては、気分の落ち込みが一日中ずっと続いたり、楽しいはずの活動に対しても、興味や喜びを感じられなくなったりします。
身体症状としては「眠れない」「食欲がない」といった状態が続いたり、疲れやすかったりします。
一般的に「うつ病の特徴」として知られているのは精神症状ですが、うつ病は身体にも悪影響を及ぼすのが特徴です。
うつ病の症状
うつ病の症状は多岐にわたりますが、代表的なものは以下のとおりです。
- 精神症状
- 長期間にわたる抑うつ気分(気分の落ち込み)
- 意欲低下(やる気が出ない)
- 不安・焦り
- 注意・集中力の低下
- 無価値感(自分には価値がないと感じる)
- 希死念慮(死にたくなる)
- 身体症状
- 体重の減少・増加
- 不眠・過眠
- 疲労感(疲れやすい)
- 倦怠感(体がだるい)
- 頭・体の痛み
うつ病は日常生活において深刻な影響を及ぼし、仕事や学業、人間関係に支障をきたします。
放置すると症状が長引いてしまうため、早めに医療機関や相談窓口に相談しましょう。
下の記事では、うつ病の方に向いている仕事について詳しく解説していますので、興味がある方は読んでみてください。
うつ病のサイン
うつ病のサインを見逃さないためには、日常的な変化に注意を払いましょう。
ご自身やご家族、周りの方に、以下のような変化が見られた場合、うつ病で苦しんでいる可能性があります。
- 好きだったことに対する興味が薄れる
- 人とのコミュニケーションを避ける
- 表情が暗い
- 泣くことが増えた
- 目に見えて痩せた、または太った
- 仕事でのミスが以前より増えた
上記のサインは、自分自身で気づくこともあれば、周囲の人から指摘されて気づくケースもあります。
うつ病のサインをとらえたら、なるべく早めに医療機関へ相談しましょう。
初期の段階で治療を受けると、うつ病からの回復も早くなります。
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うつ病の回復には家族のサポートが大切
うつ病からの回復過程において、ご家族のサポートは非常に重要です。
ご家族がうつ病で苦しんでいるご本人の状態を理解し、サポートすると治療の効果を高められるでしょう。
具体的なサポート内容については、以下で説明します。
うつ病の症状を理解する
うつ病は、単に「気分が落ち込む」という状態を超えた、深刻な精神疾患です。
うつ病の症状として、疲労感や意欲の低下がありますが、これらは「なまけているのではないか?」と誤解されることもしばしばあります。
うつ病は甘えでもなまけでもなく「病気」です。
症状を理解し、ご本人が抱える苦痛に共感することが、サポートの第一歩となります。
普段通り接する
うつ病の人に対しては、過度な心配や同情を示すのではなく、普段通り接しましょう。
心配するあまり「頑張って」と励ましの言葉をかけたり、気分転換のために遠くへ外出させたりすると、逆に症状を悪化させてしまいます。
うつ病は体力・気力ともに落ち込んでいる状態です。
ご本人が自分のペースで活動できるよう、無理強いせず、ゆったりとした時間を過ごせる環境を整えましょう。
接し方がわからないときは、本人から話し始めるまでそっと見守ってください。
専門家に相談する
うつ病はご家族だけのサポートには限界があります。
医療機関や支援機関を利用して、より専門的な治療やサポートを受けましょう。
うつ病の治療を受けるには、医療機関を受診し、専門医から「うつ病」と診断される必要があります。
ご本人が心身ともに不調を感じているようであれば、お近くの精神科や心療内科にご相談ください。
また、仕事や生活に関する相談は、後述する精神保健福祉センターや市区町村の障害福祉課へ相談するとよいでしょう。
精神保健福祉士や社会福祉士など、福祉の専門家によるサポートが受けられます。
専門家に相談すると、うつ病の症状や適切な対応を学べます。
ご本人とご家族だけで抱え込まず、専門の窓口へ相談しましょう。
うつ病の相談窓口
うつ病をはじめとした精神疾患で悩んでいる方が利用できる相談窓口は、数多く存在しています。
これらの窓口では、専門の相談員が常駐しており、心の悩みを抱える方に対してサポートを行っています。
近年はメールやチャットでの相談窓口も設置されているため、文章での相談も可能です。
以下に主な相談窓口を紹介しますので、自分に合った相談先を見つけましょう。
地域の保健所
保健所では、うつ病を含む精神疾患に関する相談を無料で受け付けています。
保健所では、医師や保健師、精神保健福祉士などの専門家が、個別の相談に応じてくれるでしょう。
必要に応じて、専門的な治療が受けられる医療機関も紹介してくれます。
保健所は、都道府県や政令指定都市に設置されています。
気軽に相談できるので、まずは最寄りの保健所に電話で問い合わせてみるとよいでしょう。
精神保健福祉センター
精神保健福祉センターは、精神保健福祉法にもとづく精神疾患に特化した支援機関です。
専門資格を持ったスタッフが、治療や生活、社会復帰に関する相談に乗ります。
また、センターによっては、さまざまなプログラムを開催している場合もあります。
例えば、東京都の精神保健福祉センターでは、精神科デイケアプログラムや訪問型の支援を利用できます。
精神保健福祉センターでは、精神疾患の専門家によるサポートを受けられるでしょう。
全国のセンターの所在地は、以下のサイトをご覧ください。
医療機関
うつ病の治療には、医療機関での専門的な治療が欠かせません。
精神科や心療内科をはじめとする医療機関では、医師による診察やカウンセリング、必要に応じた薬物療法などが行われます。
また、精神科や心療内科には、心理・社会的問題を解決する「精神科ソーシャルワーカー(PSW)」と呼ばれる専門職が配置されています。
PSWは、ご本人やご家族の相談に乗り、経済的問題や社会復帰に関するサポートを提供してくれるでしょう。
その他にも、心理カウンセラーや作業療法士など、医療機関には多くの専門職が配置されています。
何か困ったことがあれば、さまざまな分野の専門家に相談しましょう。
こころの耳
「こころの耳」とは、厚生労働省が委託運営する電話やメール、SNSを通じて心の悩みに対応する相談サービスです。
全国の働く人やそのご家族、企業の人事・労務担当の方々からの相談を受けています。
こころの耳は、匿名かつ無料で気軽に相談できるため、プライバシーを守りつつ支援を受けたい方に適しています。
訓練を受けた産業カウンセラーが、相談者の悩みをじっくりと聞いてくれるでしょう。
ただし、電話・メール・SNSのどの方法を選んでも、受付時間が決められています。
詳しくは「こころの耳」公式サイトをご覧ください。
まもろうよ こころ
「まもろうよ こころ」とは、厚生労働省が運営する、電話やSNS相談の窓口を紹介するサイトです。
具体的には、以下の相談窓口を紹介しています。
- 電話相談
- いのちSOS
- よりそいホットライン
- いのちの電話
- こころの健康相談統一ダイヤル
- チャイルドライン
- 子供のSOSの相談窓口
- 子どもの人権110番
- SNS相談
- 生きづらびっと
- こころのほっとチャット
- あなたのいばしょチャット相談
- 10代20代の女の子専用LINE
- チャイルドラインチャット相談
また、上記の窓口以外にも「支援情報検索サイト(外部サイト)」や「その他の相談先」として、さまざまな相談窓口を紹介しています。
こころの健康相談統一ダイヤル
「こころの健康相談統一ダイヤル」は、全国どこからでも利用できる電話相談サービスです。
全国共通の電話番号に電話をかけると、お近くの相談窓口につながり、精神疾患に関する相談や情報提供を受けられます。
ただし、相談に対応できる日時は、都道府県や政令指定都市によって異なります。
お住まいの相談窓口・受付日時は、以下のサイトでご確認ください。
うつ病の相談をする流れ
うつ病の相談窓口を利用する際には、以下のステップを踏みましょう。
- 相談しやすい方法を選ぶ
- 相談内容をまとめる
- 電話・面談などで悩み相談をする
事前に相談方法を決め、話したい内容をまとめておくと、不安を感じることなく、適切なサポートを受けられます。
詳しい流れは、以下で解説します。
相談しやすい方法を選ぶ
うつ病の相談窓口は数多くあります。
まずはご自身にとって相談しやすい方法を選びましょう。
主な相談方法と、それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
相談方法 | メリット | デメリット |
対面 | 相談者と相談員が互いに理解しやすい | 面談時間が限られている |
電話 | 声のトーンから雰囲気がわかる | 予約が必要な場合がある |
メール | 長文でメッセージを送られる | 返信に時間がかかる場合もある |
チャット | 短文で気軽に相談できる | 文章の解釈にズレが生じやすい |
上記のなかから、自分が最も心を打ち明けられる方法、または緊張せずに話せる方法を選ぶと、相談のハードルを下げられるでしょう。
例えば、対面で直接話すのに抵抗がある場合は、メールやチャットを利用すると、気持ちを落ち着けて相談できます。
相談内容をまとめる
相談方法を決めたら、次は相談内容を紙やスマートフォンのメモ機能にまとめましょう。
悩みや不安の内容を整理すると、相談員があなたの状況を理解しやすくなるからです。
具体的には、以下の内容をまとめるとよいでしょう。
- どのような症状があるのか
- いつから症状を感じているのか
- 生活状況(睡眠・食事・生活リズム)
- 生育歴(今までの生い立ち)
- 既往歴(今までにかかった病気)
また、上記の内容に加えて、相談員にどのような対応を望んでいるか考えてみましょう。
ただ話をきいてもらいたいのか、具体的なアドバイスが欲しいのかをはっきりさせると、相談員も対応しやすくなります。
電話・面談などで悩み相談をする
相談方法を選び、話したい内容をまとめたら窓口に相談してみましょう。
ほとんどの窓口は匿名での相談が可能で、守秘義務もきっちり守られています。
初めて窓口に相談する場合、緊張してしまうかもしれません。
しかし、相談員はあなたの話をていねいに聞き、必要に応じて適切なアドバイスや治療方針を提案してくれます。
場合によっては、より専門的な医療機関やサポート機関を紹介してくれるでしょう。
とはいえ、相談している最中に気分が悪くなったり、心の余裕がなくなったりしたら、中断するのも一つの手です。
ご自身の体調・メンタルを最優先し、無理なくご利用ください。
精神疾患の悩みや不安の解消方法とは?
精神疾患の症状は、仕事や日常生活に支障をきたします。
つねに不安や悩みが頭をよぎり、一人で抱え込んでしまうことも多いでしょう。
しかし、適切な解消方法をとると、症状がある程度落ち着きます。
具体的には、話を聞いてもらったり、病院に通院したりすると不安や悩みがやわらぐでしょう。
以下より、精神疾患の悩みや不安の解決方法について詳しく解説します。
話を聞いてもらう
まず、うつ病をはじめとした精神疾患の悩みや不安を抱えているときには、誰かに話を聞いてもらいましょう。
ご家族や友人、同僚など、心から信頼できる相手がおすすめです。
身近に相談できる相手がいない場合、先ほど紹介した相談窓口をご利用ください。
また、心理カウンセラーや精神保健福祉士など、メンタルヘルスの専門家に相談するのもよいでしょう。
話を聞いてもらうことで、悩みを共有し、自分の感情を整理できます。
病院に通院する
精神疾患の症状がある場合や「自己解決が難しい」と感じたときには、病院への通院を検討しましょう。
精神科や心療内科では、医師が患者さん一人ひとりの状態に合わせた診断と治療を行います。
薬物療法やカウンセリング、場合によっては入院治療が必要な場合もあります。
近年はオンライン相談を実施している病院もあるので「病院に行くのに抵抗がある」という方は、ぜひご利用ください。
病院を受診することで、医師による専門的な治療が受けられ、症状の改善につながります。
うつ病や精神疾患の悩みや不安があるときは相談をしよう
この記事では、うつ病や精神疾患に関する悩み・不安を相談できる窓口を紹介しました。
うつ病の相談窓口は医療機関だけでなく、保健所や精神保健福祉センターなど、さまざまです。
対面での相談が難しい場合には、電話やメール、チャットでの相談を利用するとよいでしょう。
もしうつ病と診断された場合は、決して一人で悩まず、周囲の支援を受けながらゆっくりと回復することが大切です。
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