うつ病で働けない時の収入面の不安を解消するには?受けられる支援制度を解説!
記事の目次
- 1うつ病で働けなくなったら
- 1.1まずは治療に専念する
- 1.2休職制度を確認する
- 1.3経済支援制度・補助金を調べる
- 2うつ病で働けない時に利用できる経済支援制度
- 2.1傷病手当金
- 2.2失業給付金
- 2.3障害年金
- 2.4特別障害者制度
- 2.5自立支援医療制度
- 2.6労働者災害補償保険
- 2.7生活保護
- 2.8生活困窮者自立支援制度
- 2.9重度心身障害者医療費助成制度
- 2.10生活福祉資金貸付制度
- 3うつ病で働けない人の社会復帰におすすめの方法
- 3.1障害者雇用枠での就職を検討する
- 3.2支援機関に職業相談をする
- 3.3ジョブコーチ支援を受ける
- 4うつ病で働けない時に利用したい相談先・支援機関
- 4.1精神保健福祉センター
- 4.2地域障害者職業センター
- 4.3障害者就業・生活支援センター
- 4.4就労移行支援事業所
- 5うつ病で働けない時は収入の不安を減らす支援制度を確認しよう!
うつ病は一生のうち15人に1人が経験する、誰でも発症する可能性がある病気です。
うつ病になると働き続けることが難しいと感じることもあるでしょう。
働けないと収入がなくなるため、経済的に不安を感じるという方は少なくありません。
うつ病が原因で働けないときには、利用できる経済支援制度があります。
また、社会復帰に向けて利用できる相談先や支援機関もあるため活用するとよいでしょう。
本記事では、うつ病で働けない時に収入面の不安を解消する方法や、受けられる支援制度について解説していきます。
うつ病で働けなくなったら
働くことが難しいと、経済面の不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
特に働けない理由がうつ病の場合には、休職が長期化したり、社会復帰に強い不安を感じたりする方もいるでしょう。
うつ病になったときは、まずは治療に専念することが大切です。
そのために会社の休職制度や、公的な経済支援制度・補助金などを利用しましょう。
うつ病で働けなくなったらどうしたらよいか解説していきます。
まずは治療に専念する
うつ病は真面目な方や責任感が強い方がなりやすいと言われています。
仕事で大きなストレスを感じることが、うつ病を発症する原因となることもあるでしょう。
うつ病の症状の程度によっては、治療をしながら働き続ける方もいるかもしれません。
しかし、症状があるまま働くことは心身に強い負担を与え、場合によっては症状が悪化することもあるでしょう。
まずは自分の身体をゆっくりと休めることを優先しましょう。
仕事から離れ治療に専念し十分な休養をとることで、うつ病の回復が見込めます。
休職制度を確認する
休職制度は会社が独自に設けている制度です。
そのため、自分の働く会社に休職制度があるかどうかを確認してみましょう。
休職制度を設けている場合には就業規則を確認し、休職中の扱いについて理解しておきましょう。
また、休職制度を利用する場合には、医師の診断書が必要な場合があります。
就業規則を確認し、必要であれば提出する準備をしておきましょう。
経済支援制度・補助金を調べる
うつ病で働けなくなったら、経済支援制度・補助金について調べましょう。
さまざまな支援制度がありますが、自分が補助金を受給できるかどうかを確認する必要があります。
経済支援制度の目的は生活を保障し自立を助けることです。
経済支援制度にはさまざまなものがあり、適用条件も異なります。
働けないときは収入がなくなるため、制度を利用し補助金を受け取ることで、収入面の不安を軽減することができます。
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うつ病で働けない時に利用できる経済支援制度
働くことが難しく会社を休職または退職した場合には、まず収入の不安を感じるのではないでしょうか。
生活するためには、食費・家賃・光熱費など日常生活にかかる費用のほかに、医療費や交通費・教育費などさまざまな費用が必要です。
経済的支援制度を利用し補助金を受け取ることで、収入面の不安を解消することができるかもしれません。
うつ病で働けないときに利用できる経済支援制度を解説していきます。
傷病手当金
傷病手当金は、業務外での病気やケガが原因で休職となった場合に受け取ることができる補助金です。
給与が支払われていない期間の労働者の生活を保障することが目的です。
うつ病が原因で休職することになった場合にも受け取ることができます。
傷病手当金は、会社の健康保険組合に加入していることが受給条件です。
受給対象や条件などは、就労先の健康保険協会に問い合わせをしてみましょう。
失業給付金
失業給付金(失業手当)は、失業した時に生活と再就職のサポートをする目的で給付される補助金です。
失業保険の受給条件は、働ける能力と働く意思があることです。
そのため、すぐに働くことが難しい方は、受け取ることが難しい場合もあるため注意しましょう。
失業給付金を受け取るためには、管轄のハローワークに行き申請を行う必要があります。
障害年金
障害年金は、病気やケガで働けなくなった方が受け取ることができます。
うつ病も受給の対象疾患です。
障害年金には障害基礎年金と障害厚生年金があり、国民年金・厚生年金のどちらに加入しているかによって分けられます。
障害年金制度は、病気の程度や年金加入状況・保険料の納付状況・年齢などを考慮し支給額が決定されます。
特に保険料の納付状況により金額が変動するため、事前に確認しておきましょう。
手続きや受給条件については、市区町村の窓口または、年金事務所へ問い合わせてください。
特別障害者制度
特別障害者制度は、精神や身体に重度の障がいがある方を対象とした給付制度です。
重度の障がいがあり、日常生活に常時介護を必要とする方の、精神的・物質的な負担を軽減させる目的があります。
支給の対象は、精神または身体に重度の障害があり、日常生活において常に特別な介護が必要とされる状態で、自宅で生活する20歳以上の方です。
うつ病の状態が重度であり、日常生活がままならない状態であれば、補助金を受給できる可能性があります。
詳しくは市区町村の障害福祉課へ問い合わせてみましょう。
自立支援医療制度
自立支援医療制度は、医療機関での自己負担額を軽減する制度です。
継続して通院する必要があるため、うつ病も対象疾患になります。
自立支援医療制度を利用すると、医療機関での自己負担額が3割から1割へ軽減されます。
医療費だけでなく、往診やデイケア・訪問看護なども対象です。
自立支援医療制度を利用するには申請し、受給者証を取得する必要があります。
詳しくは市区町村の障害福祉課などに問い合わせてみましょう。
労働者災害補償保険
労働者災害補償保険法(労災)は、業務中や通勤中の事故によって病気やケガを負った場合に受け取ることができる補助金です。
うつ病の方が受給するには、勤務先で労災であると認定される必要があります。
しかし、うつ病は原因の特定が難しいため、労災認定がされにくいものです。
労働環境が悪くうつ病の原因が職場環境にあると明らかな場合は、労災として認められることもあるため、労働基準監督署に相談してみましょう。
生活保護
生活保護は、経済的に困窮している状態の方を対象に、最低限の生活を保障する目的で現金が支給される制度です。
病気やケガなどにより働くことが難しい場合に対象となる可能性があります。
生活保護を受給することで医療費や保険料が無料になるため、経済的負担を軽くすることができるでしょう。
生活保護に関することは、住んでいる地域の福祉事務所に問い合わせてみましょう。
生活困窮者自立支援制度
生活困窮者自立支援制度は、経済的に不安がある方に対し、市町村が行っている支援制度です。
各自治体により支援内容は異なりますが、生活の自立や就労に向けた支援や訓練などを受けることができます。
住居の確保を目的とする住居確保給付金や、就労に向けた就労準備事業・就労訓練事業、家計管理の支援を行う家計改善支援事業などがあります。
自分に利用できる制度があるかどうかは、市区町村の相談窓口へ問い合わせてみましょう。
重度心身障害者医療費助成制度
重度心身障害者医療費助成制度は、身体や精神に重度の障がいがある方を対象に医療費の助成を行う制度です。
病院での治療費や薬代の自己負担額が助成される制度です。
自治体により異なりますが、医療費が無料または1割負担となります。
利用には所得制限があり、受給資格の登録を行う必要があります。
詳しくは、お住まいの地域の社会福祉協議会へ問い合わせてみましょう。
生活福祉資金貸付制度
生活福祉資金貸付制度は、障がいのある方や高齢者・低所得者を対象に、経済的なサポートを行い、在宅福祉と社会参加の促進を図ることが目的です。
生活福祉資金貸付制度を利用するには、連帯保証人を立てる必要があります。
また、生活福祉資金貸付制度は返済の義務があるものです。
貸付金は、総合支援資金・福祉資金・教育支援資金・不動産担保型生活資金の4つに分かれています。
生活・福祉・教育・住居において経済的に困っている場合に制度を利用することができます。
生活福祉資金貸付制度については、市区町村の社会福祉協議会へ問い合わせてみましょう。
うつ病で働けない人の社会復帰におすすめの方法
うつ病の症状が回復してきたら、社会復帰について考えていきましょう。
しかし、再発の恐れや不安から、社会復帰に前向きになることが難しい場合も少なくありません。
これからの働き方を考え、自分に合った働き方を見つけることで、無理なく社会復帰することができます。
うつ病で働けない人の社会復帰におすすめの方法を紹介します。
障害者雇用枠での就職を検討する
再就職を目指す場合は、障害者雇用枠を利用し、社会復帰をすることも検討してみましょう。
障害者雇用枠は法律により設置することが義務付けられているものです。
うつ病などの精神疾患のある方も障害者雇用枠を利用して就職をすることができます。
障害者雇用枠で就職することで、業務内容が配慮されたり、障がいに対する周囲の理解を得られやすいといったメリットがあります。
企業では合理的配慮の提供が義務化されているため、症状に応じて配慮を受けやすくなります。
しかし、障害者雇用枠は正社員の求人や職種が少ないこと・収入が低い傾向にあるといったデメリットもあります。
メリットやデメリットを理解した上で、障害者雇用枠での就職を検討していきましょう。
障がいをオープンにするかどうかは自分自身の判断になりますが、オープンにすることにより、職場での配慮が受けやすくなります。
しかし、障がいをクローズで働く場合には、業務内容に困難さや困りごとがあっても配慮を受けることが難しい場合があるため注意しましょう。
支援機関に職業相談をする
社会復帰をする時には、支援機関に職業相談をしてみましょう。
「自分に向いている仕事はどんなものか」
「うつ病と付き合いながら働ける仕事はあるのだろうか」など、自己分析を行いながら、自分に合った働き方を見つけていくことが大切です。
支援機関では、適性に合った仕事に必要なスキルを習得したり、就職のサポートや定着支援などさまざまな支援を受けることができます。
職業相談ができる具体的な支援機関は次章で紹介します。
ジョブコーチ支援を受ける
ジョブコーチ支援は、障がいのある方が新しい職場で適応できるようにしたり、雇用後の職場適応支援を行います。
支援を行うのは、地域障害者職業センターに所属するジョブコーチです。
地域障害者職業センターの障害者職業カウンセラーが、支援を必要とする方や事業者の相談を受け、一人ひとりの状況に合わせて支援計画を立案します。
支援計画に基づき、職場へジョブコーチが派遣されます。
ジョブコーチが行う支援内容は、仕事内容に適応できているかどうかや、職場での人間関係やコミュニケーションを改善するための支援などです。
また、事業主や家族に対してもアドバイスなどが行われます。
就職後も一定期間継続してサポートが受けられるため、不安や困りごとがあるときには、相談してみるとよいでしょう。
うつ病で働けない時に利用したい相談先・支援機関
うつ病で働けない時にはどこに相談したらよいのでしょうか。
また、支援制度を利用するためには、どこに連絡したらよいのでしょうか。
専門の機関に相談することで、スムーズに適切な支援に繋げることができます。
また、生活や仕事などさまざまな不安に対し、制度や補助金などのアドバイスを受けることができるでしょう。
うつ病で働けない時に利用したい相談先・支援機関を紹介します。
精神保健福祉センター
精神保健福祉センターは精神保健福祉法に基づき各都道府県に設置されている機関です。
精神障害のある方の支援に特化していることが特徴です。
うつ病を含む精神障害のある方に対し、自立支援や社会復帰の支援を行っています。
匿名での電話相談も行っているため、不安なことや話を聞いてほしいときなどに利用してみましょう。
相談は本人だけでなく、家族や周囲の方からでも相談できます。
本人への対応方法や収入面の不安があれば、相談してみましょう。
地域障害者職業センター
地域障害者職業センターは、各都道府県に設置されている機関です。
精神障害のある方の雇用や職場復帰・雇用継続に向けた支援を行っています。
医療機関と連携をとりながら支援を行うため、自分にとって適切なタイミングで支援を受けられるでしょう。
地域障害者職業センターでは、うつ病の方に対しても職業評価・職場復帰支援などを行っています。
復職後も継続してサポートが受けられるため心強いでしょう。
障害者就業・生活支援センター
障害者就業・生活支援センターは、障がいのある方の生活・仕事の相談や支援を行う機関です。
職業スキルの確認・面接対策といった仕事面のサポートや、健康管理・障害福祉サービスの手続きなど生活面のサポートを行っています。
仕事と生活のどちらにも不安を抱える方に向いているサービスです。
特定の障がいに限らず、うつ病の方も利用することができます。
福祉サービスの手続きなどのサポートにより、支援制度の利用や補助金の受給へ繋がることもできるでしょう。
就労移行支援事業所
就労移行支援事業所は、障がいのある方の一般就労を目標とし、就職のサポート・就労後の定着支援を行う機関です。
就職のサポートに特化しており、幅広いサービスを受けることができます。
就労に関する相談だけでなく、体調や生活リズムに関すること・就労に必要なスキル獲得のためのサポート・職場見学の機会の提供・応募書類作成の手伝いなど様々なカリキュラムを受けることができます。
働けないときにはまず相談し、今後の働き方について検討していきましょう。
うつ病で働けない時は収入の不安を減らす支援制度を確認しよう!
うつ病で働けない時はまずは治療に専念することが大切です。
しかし、働けないと収入がなくなり、経済面に強い不安を感じる方もいらっしゃいます。
うつ病で働けない時は経済支援制度を利用し、補助金を受給することができます。
また、今後の社会生活について相談できる支援機関を利用し、自分に合った働き方を見つけるとよいでしょう。
うつ病で働けない時は収入の不安を減らす支援制度を確認しておきましょう。
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